若い頃、カニと言えば冷凍もので殻をむくのが大変な割に身が少ないものと思っていました。

安物の外国産の冷凍カニしか食べたことがなっかたのです。

なぜ世の中の人はみんなカニは美味しい美味しいというのかわかりませんでした。

 

しかし、私の認識は間違っていたとわかったのです。

結婚して、旦那の転勤で日本海に近い田舎町に行きました。

近くの魚屋さんに行くとカニが動いています。お刺身に出来るそうです。

 

最初は動くカニは調理が心配なので、茹でカニを買いました。

紅ズワイガニといってズワイガニよりリーズナブルなカニです。

それも地元でセコガニという小さいカニです。お値段も安かったです。

 

カニは美味しくないものと思いながらも、買ってきたカニはめちゃくちゃ美味しそうでした。

新婚だった私はワクワクしながら旦那の帰りを待ちました。

旦那が帰って来て、ゆでガニを見て大喜びしてくれました。

 

一人1匹のちっちゃなカニをポン酢で食べます。

私はその美味しさにビックリしました。

二人は無言でひたすら食べ続けました。

 

カニを食べ終わって「うま~い!」と叫びました。

地元のカニはびっくりするくらい美味しい物でした。

それから、両親や友達を家に呼んで何回かカニをふるまいましたが、みんなカニを食べている間、無言になるのが面白かったです。

 

昔、冷凍の外国のカニをスーパーで買って食べた時は、冷凍されたことでカニの身の水分が無くなり、カニの身の繊維だけが気になって美味しく感じられなかったのですが、インターネットショッピングで鳥取の境港で朝とれたカニをすぐに茹でて梱包し、冷凍せずにクール便で届けるというお店を見つけて、「茹でたてだから、甘いカニの身なのかな」と期待して注文したことがあります。

 

お値段も市場で買うより安くて、紅ずわいがにが6枚くらい入っていました。

カニを茹でて何十年という漁港の方が茹でたカニなので、ちょうど良い感じに茹でられていました。

あまり茹ですぎても身がパサパサになったりすると思うのですが、身はしっとりとして、甘みがありました。

 

値段が安かったので仕方ないと思いますが、雄のカニでした。

なので、卵を抱いておらず、胴体の味は雌より物足りない感じがしましたが、カニ足は甘くてジューシーで柔らかくて美味しかったです。

それで毎年頼んでいて、もう4回くらいは同じお店でカニを注文しています。

 

私はカニを食べるにあたって一番好きなものは、
茹でたカニを酢に付けて食べるシンプルなものです。
酢は少量の砂糖を入れて混ぜたものです。

途中食べたいのを我慢して、身だけを黙々と取り、
砂糖酢の入った器にカニ肉が溜まってから食べるのが楽しいです。

カニ料理にはグラタン風だったり、ラーメンに入っていたりとか、
カニを素にした料理がありますが、ただカニが入ってるだけで
他の食材が目立ち脇役のような感じがします。

味も誤魔化されているように思いますし、
ラーメンとかでは殻付きで「どう食べるの?」,「どこ食べるの?」といったカニだったりします。

やはり、カニ本来の味を堪能するには何かの料理の材料ではなく、
ただ焼いたもの、茹でたものを食べるのが一番おいしいと思います。

私の高校の修学旅行は、北海道でした。

初めて行く北海道!

その中でも一番楽しみにしていたのが大好物のカニ料理です。

 

今まで、カニと言ったら、鍋かボイルでしか食べた事のない私でしたが、

北海道では、色々なカニ料理を食べる事が出来ました。

さすが、本場と言う事もありボイルのカニは本当においしかったです。

 

その他にも茶碗蒸しのカニやカニグラタンなどとても、美味しかったです。

茶碗蒸しににじみ出るカニの風味。

 

そして、ホクホクになり甘味の増したカニの身。

そのカニの身と茶碗蒸しと一緒に食べるのが最高の贅沢で、

とても美味しかったのが思い出です。

今までで一番おいしかったカニ料理は、小樽で食べた浜ゆで毛ガニです。

 

それまで、自宅でも毛ガニを食べた事はあったのですが、

小樽の場外市場で食べた浜ゆでの毛ガニほど美味しい物はありません。

 

身がとても詰まっていて、ぷりぷりで、味噌もたっぷりです。

味も、海水でゆで上げるので、程よい塩加減で良かったです。

 

そのカニを食べて以来、何度となくカニは食べているのですが、

あれよりも美味しかったのは未だかつてありません。

 

もう一度、現地に行って食べたいのですが、

行った時にうまく毛ガニの浜ゆでがあればいいのですが・・。

 

なんせ、場外市場の食堂なので、その日によって食べられる物が違うからです。

 

岸和田のだんじり祭は別名カニ祭りと言うそうで、

もともとはカニの豊漁を祝う祭りだとか。

 

ですから、だんじり祭の時に岸和田の町に行くとどの家でもてんこ盛りのカニがありました。

幼いときからだんじり祭の時には親戚のおうちに遊びにいくのですが、

テーブル一杯のお皿にカニカニカニ。

 

基本的にゆでたカニが、どーんとありました。

 

幼稚園の頃はマヨネーズで食べていましたが、大人達は二杯酢でカニを堪能していました。

小学校に入ってはじめてのだんじり祭の時に、はじめて食べた二杯酢でのゆでたカニが、

今まで食べた中で一番印象的です。